2017年12月30日土曜日

音楽 : 小杉武久関連

小杉武久

1938 年東京生まれ。東京芸術大学音楽学部楽理科卒。 1960 年「グループ・音楽」という日本で最初の集団即興演奏のためのグループを共同結成。 60 年代初めには、イヴェント作品が「フルクサス」によって欧米に紹介され、彼らによって演奏 される。1965-67 年ニューヨークに滞在し、ミクスト・メディアによる作品の制作と共に、ナムジ ュン・パイクらフルクサスのメンバーと演奏を行う。また、1965 年/66 年/67 年の「ニューヨ ーク・アヴァンギャルド・フェスティヴァル」に参加。1969 年よりミクスト・メディアによる集団即興 演奏を行う「タージ・マハル旅行団」のメンバーとして活動。1971 年には、ストックホルムの現 代美術館で開催された「ユートピア&ヴィジョンズ 1871-1981」展に参加し、会期中複数回 の演奏を行う。その後、1971 年から 72 年にかけて、ヨーロッパ各地でコンサートを開催すると 共に、ヨーロッパから中近東を経て、インドのタージ・マハルへ至る「トラベリング・イヴェント」を遂 行した。 この間、1970 年に大阪で開催された「日本万国博覧会」の委嘱により、「お祭り広場」のため の音楽 3 作品を作曲した。 1977 年、「マース・カニングハム舞踊団」に専属作曲家/演奏家として参加、ジョン・ケージ、 デイヴィッド・テュードアらと活動を共にし、1995年から 2011年 12月のニューヨークでの最終 コンサートまでの間、同舞踊団の音楽監督を務めた。 個人としても、様々なフェスティヴァルでの演奏やコンサートを開催すると共に、サウンド・インス タレーション作品を世界各地のギャラリーや美術館で発表している。 近年では、2015 年に個展(アイコン・ギャラリー、イギリス、バーミンガム)、同年、2 日間の自 作コンサート(ホイットニー美術館、ニューヨーク)、2016 年には「あいちトリエンナーレ 2016」 (名古屋)の国際展とパフォーミング・アーツの両部門に参加した。

彼は 1966 年と1977 年に「ロックフェラー三世基金」、1981 年「DAAD」(ベルリン)、1994 年 にはファウンデーション・フォー・コンテンポラリー・アーツから「ジョン・ケージ・アワード・フォー・ミ ュージック」を受賞している。

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