2016年2月26日金曜日

音楽 : 高柳昌行 / アングリー・ウェーヴス


高柳昌行 / アングリー・ウェーヴス VOL.1 / JINYA DISC / JPN / CD / B29

VOL.1 (1st Set)
1.Fab Prophet (8:56)
2.84826-1 (14:56)
3.Slow #1-SumerTime (7:36)
4.Fab HolyHoly (19:33)


高柳昌行 / アングリー・ウェーヴス VOL.2 / JINYA DISC / JPN / CD / B30

VOL.2 (2nd Set)
1.Fab Wizard (17:24)
2.Slow #2 (12:05)
3.Fab Spirits (14:52)
4.Fab Universal Indians (6:01)

ANGRY WAVES
Masayuki Takayanagi : electric jazz guitar
Nobuyoshi Ino : contra bass
Hiroshi Yamazaki :drums

本作は、1984年8月26日/横浜・エアジンでの二部構成のライブを高柳自身が録音したカセットテープからCD化。このライブの翌年初頭にはアクション・ダイレクトへの移行を開始している。高柳の、“フリー・ジャズの可能性の追求”の到達点を記録した貴重な音源。
「井野信義、山崎比呂志の2人と語らって「アングリー・ウェーブス」を結成したのは1983年の春頃であり、1985年頃まで、常に過激であることを条件に活動した。ジャズ・ギター史は Jim Hall 辺りで中断したまま、フリー・ジャズ期を素通りし、ヨーロッパのインプロヴァイズド・ミュージックに収れんされる訳であるが、この空白の期間を埋めなくては“個”としてのジャズ史が満足しない、為の、演奏活動だったことは大きな理由のひとつである(社会的、政治的な自己の抱える問題は等位であるが、割愛する)。方法論的には Albert Ayler のアナリーゼから可成りの示唆を得たし、アルバムの中にも引用しているが、全て切掛けに過ぎない。これらのことに依り(イン・ビート、イン・コードの範囲に限るが)ギター史の中に埋没したフリー「ジャズ」期を不十分乍ら充填しえたと観念し、同時に “内なる” ジャズ史が完結?する、又は、しない。実証として現在のノイズ・パフォーマンスを聴いて頂く他はない。」 - 高柳昌行 (Disk-Unionより転載)


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