2021年11月8日月曜日

音楽 : Various – Continuous Performance No. 3 - 24.3.1977(小杉武久関連)









 

Various – Continuous Performance No. 3 - 24.3.1977




Not On Label – LM-1058

会社名など

クレジット

ノート

Performance 1977 25-march (Sports & Deverssions)
Time 18:20-20:50

音楽 : Takehisa Kosugi, Riri Shimada – Perspective(小杉武久関連)





 

Takehisa KosugiRiri Shimada – Perspective




Flowerdogs Record – FDR-00



音楽 : 小杉武久&高木元輝-Infinite Emanation / 薫的遊無有


 

Infinite Emanation / 薫的遊無有

TAKEHISA KOSUGI & MOTOTERU TAKAGI 小杉武久&高木元輝

'85年1月19日高知市の薫的神社で行われた即興演奏を2曲収録

非連続の連続という無常なる時空間の原動化。

本アルバムは、そのような音楽史上驚くべき出来事に挑んだ二人のプレーヤーによる痕跡である。
1985年1月19日 高知市の薫的神社で行われた小杉武久と高木元輝による即興演奏を2曲収録。即興演奏の極致とも言える壮絶な演奏が記録された貴重な音源がついにCD化されることになった。小杉武久は自身の即興演奏の録音のリリースはずっと拒み続けて来たが、この録音については「ちゃぷちゃぷレコードでのリリースに限る。」と関
係者から特別にリリース許可が出たもの。ここでの小杉はエレクトロニクスによる強烈な音響を空間に放射して行く。そこに高木のサックスが切り込んで行く様は他では聞けない高木の姿だ。正に奇跡のリリースといえよう。

■小杉武久(electronics,violin,voice)
高木元輝(soprano sax)

ソングリスト

  • 1.Emanation 1
  • 2.Emanation 2

音楽 : 高木元輝-Love Dance ~ Solo Live at Galerie de Cafe 伝 Tokyo 1987-1997


 

Love Dance ~ Solo Live at Galerie de Cafe 伝 Tokyo 1987-1997

MOTOTERU TAKAGI 高木元輝

「日本のサックスは高木元輝と阿部薫のふたりだけでいい」 副島輝人(ジャズ評論家)

たまらない質感(ts、ss)で紡がれる不変のメロディーは夢か現か幻か...
東京のミニ・ギャラリー「伝」での5回の伝説的ソロ・コンサートを完全収録、初CD化!
貴重な未公開写真やインタビューを収めた36ページの豪華解説書付き。


■ジャズ評論の先達のひとり副島輝人が発言したという「日本のサックスは高木元輝と阿部薫の二人だけでいい」(近藤秀秋「サックスからみた日本のフリージャズ」/アルテス電子版)で挙げられた高木元輝の伝説のコンサート・シリーズが 30 数年を経ていよいよ公開される。

■第1弾は、5 回にわたるソロ・コンサートを完全収録した 5CD セット。高木元輝がメロディに回帰した頃の演奏で、出自にちなむ民謡<アリラン>を始め、<ラ・ヴィ・アン・ローズ=バラ色の人生>、<小雨降る径>などのシャンソン/タンゴ、クラシックの<家路>、ポップスの<悲しき願い><可愛い花(小さな花)>、ジャズの<エピストロフィー>(セロニアス・モンク)<グッバイ・ポーク・パイ・ハット>(チャーリー・ミンガス)などあらゆるジャンルに素材を求め、オリジナルを交えながらテナーとソプラノ・サックスで内省的な演奏を聴かせている。

東京・経堂のミニ・ギャラリー「伝」で20名弱のリスナーを対象にインティメートな雰囲気で演奏された心温まるソロが堪能できる。

■本作に続いて、吉沢元治(b)、小杉武久 (vln)とのデュオ作品の発売も今後予定されている。なお、36Pのブックレットには、1969年の貴重なインタヴューとともに、主催者でカメラマンでもある桑原敏郎の多数の未発表写真が収録されている。

メンバー:高木元輝ソロ (tenor and soprono saxophone)
杉本拓 (g, CD5,Tr4)のみ
CD1:1987年5月27日
CD2:1987年9月02日
CD3:1989年5月10日
CD4:1989年9月06日
CD5:1997年4月06日
Recorded at Galerie de Café 伝, Tokyo

高木元輝 たかぎ・もとてる (ts, ss, bs)プロフィール
1938 年 9月14日(1941年自称もあるが)京都府左京区に李家135 代目として生を受ける。日本、ヨーロッパを中心にフリージャズのサックス奏者として活躍。晩年は、メロディに回帰し、シャンソン(バラ色の人生、小雨降る径など)、ポップス(悲しき嘆い)、歌曲(家路)、民謡(アリラン)などに素材を求めた。フリージャズ・フリーミュージック界のカリスマのひとり。2002年12月10日、横浜で没、享年64。

ソングリスト

Disc 1

  • 1.ストーン・ブルース 23.42
  • 2.アリラン〜悲しき願い 12.53
  • 3.Love Dance 1987.5.27 P2M1 10.18
  • 4.小さな花 8.17
  • 5.家路 7.20
  • 6.バラ色の人生(ラ・ヴィ・アン・ローズ) 5.38
  • 7.小雨降る径 5.24

Disc 2

  • 1.Love Dance 1987.9.02 P1M1 30.10
  • 2.エピストロフィー 5.42
  • 3.Love Dance 1987.9.02 P2M1 25.18
  • 4.家路 8.44

Disc 3

  • 1.ストーン・ブルース 19.56
  • 2.Love Dance 1989.5.10 P1M2 11.49
  • 3.Love Dance 1989.5.10 P1M3 11.15
  • 4.アリラン 15.55
  • 5.Love Dance 1989.5.10 P2M2 5.25
  • 6.家路 9.36

Disc 4

  • 1.Love Dance 1989.9.06 P1M1 44.26
  • 2.Love Dance 1989.9.06 P2M1 14.17

Disc 5

  • 1.MC(桑原敏郎) 1.17
  • 2.Goodbye Pork Pie Hat 16.46
  • 3.ストーン・ブルース 7.04
  • 4.Love Dance 1997.4.08 M3. 16.21
  • 5.Love Dance 1997.4.08 M4 8.35
  • 6.不屈の民 5.56

2021年11月1日月曜日

音楽 : ヴェーベルン作品全集 指揮・監修:ロバート・クラフト

作品全集 指揮・監修:ロバート・クラフト(4CD)

ヴェーベルン(1883-1945) 










ブーレーズの前にヴェーベルンの全作品を開拓したパイオニア、
ロバート・クラフト最重要の業績がついに世界初CD化!


オーストリアの作曲家アントン・ヴェーベルンの作品は、1900年代初頭にかけて、ウィーンで活動した新ウィーン楽派の師アルノルト・シェーンベルクの作品よりもはるかに大きな影響を与えるはずでしたが、彼の1945年の悲劇(喫煙のためにベランダに出てタバコに火をつけたところを、オーストリア占領軍の米兵により闇取引の合図と誤解され射殺)が起きたとき、彼の作品は音楽界にほとんど知られていませんでした。しかしその作品のストイックな魅力は、ストラヴィンスキーや現代音楽の解釈者と知られる20世紀後半を代表する知の巨人、ロバート・クラフト[1923-2015]が監修・指揮をし、アメリカの若手の名演奏家達を起用して、約2年をかけてニューヨークのコロンビア・スタジオで録音した『ヴェーベルン作品全集』(1957年4枚組LPでリリース)によって劇的に広く知られることになりました。
「壮大な事業であり、大きな成功とともに達成された、ヴェーベルンを理解したその演奏は、コロンビア・レコードとの素晴しいコラボレーションであり、現代のディスコグラフィの主要な記念碑の1つとして非常に長い間残るもの」と、ハイ=フィデリティ誌は評しています。
クラフトは晩年のストラヴィンスキーのアシスタントを務め、ストラヴィンスキー没後はその遺産継承者となり、指揮者として、あるいは著作や書簡集の編纂を通じてその作品の普及に力を注いだため何よりもストラヴィンスキー作品の解釈者として知られていますが、それと並行して1950年代からシェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンの新ウィーン楽派3巨頭や、ヒンデミット、ヴァレーズらの作品を数多くコロンビアに録音しています。中でも1960年代の『シェーンベルク全集』とこの1950年代の『ヴェーベルン全集』は、この2人の作曲家の作品を網羅的に録音した世界で初めての企画であり、彼らの作品を広く世に届けるうえで極めて重要な役割を果たしました。いずれも日本国内でLPとして発売されており、前者は1971年度「レコード・アカデミー賞」企画部門賞を受賞するなど高く評価されています。後者はモノラル録音であったこと、1979年にブーレーズ指揮・監修の全集版が発売されたこともあって、1959年発売の日本コロムビア盤(RL140~43)以降再発売も含めて日の目を見ることがなく、今回の正規マスターからのCD化は大いに歓迎されるところです。今回のMastersシリーズの中でも最も重要な再発売と言えるでしょう。
初回生産限定盤。
このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。(輸入元情報)

【収録情報】
ヴェーベルン作品全集

Disc1
● パッサカリア Op.1
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1956年2月24日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 軽やかな小舟に乗って逃れよ Op.2
ロバート・クラフト指揮、スタジオ合唱団
録音:1955年1月3日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 『第7の環』による5つの歌曲 Op.3
● S.ゲオルゲの詩による5つの歌曲 Op.4
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ウォード・フェンリー(ヴァイオリン)
ミツロン・トーマス(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
録音:1956年5月2日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 管弦楽のための6つの小品 Op.6
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1956年2月24日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 4つの小品 Op.7
ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 2つの歌 Op.8
グレース=リン・マーティン(ソプラノ)
ジェイムス・デッカー(ホルン)、モリス・ボルトッチ(トランペット)
レナード・スタイン(チェレスタ)、バーバラ・シク(ハープ)
ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)
エメット・サージェント(チェロ)、ウィリアム・ウルヤテ(クラリネット)
ロバート・クラフト(指揮)
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc2
● 6つのバガテル Op.9
ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ロバート・スーシェル(ヴァイオリン)
セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
録音:1954年9月10日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 5つの小品 Op.10
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 3つの小品 Op.11
エメット・サージェント(チェロ)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 4つの歌 Op.12
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 4つの歌 Op.13
グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ゲオルク・トラークルの詩による6つの歌 Op.14
グレース=リン・マーティン(ソプラノ)
フーゴ・ライモンディ(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(バス・クラリネット)
ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、エメット・サージェント(チェロ)
ロバート・クラフト(指揮)
録音:1954年2月23日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 5つの宗教的歌曲 Op.15
● ラテン語のテクストによる5つのカノン Op.16
● 3つの宗教的民謡 Op.17
グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、モリス・ボルトッチ(トランペット)
ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)
ミッチェル・ルーリー(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(バス・クラリネット)、他
ロバート・クラフト(指揮)
録音:1954年2月12日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 3つの歌 Op.18
グレース=リン・マーティン(ソプラノ)、
フーゴ・ライモンディ(クラリネット)、ジャック・マーシャル(ギター)
録音:1954年2月23日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 2つの歌 Op.19
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、グレース=リン・マーティン(アルト)
リチャード・ロビンソン(テノール)、チャールズ・シャーバック(バス)
レナード・スタイン(ピアノ) 、ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)
ミッチェル・ルーリー(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(バス・クラリネット)、他
ロバート・クラフト(指揮)
録音:1954年2月12日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 弦楽三重奏曲 Op.20
ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)
セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
録音:1954年5月17日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc3
● 交響曲 Op.21
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1956年2月9日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 四重奏曲 Op.22
ミッチェル・ルーリー(クラリネット)、ウィリアム・ウルヤテ(テナー・サクソフォン)
ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年2月23日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ヒルデガルト・ヨーネの『道なき道』より3つの歌 Op.23
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年7月21日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 9つの楽器のための協奏曲 Op.24
アーサー・グレグホーン(フルート)、ゴードン・ポープ(オーボエ)
フーゴ・ライモンディ(クラリネット)、ジェイムス・デッカー(ホルン)
レスター・レムゼン(トランペット)、ロイド・ウルヤテ(トロンボーン)
ラルフ・シェーファー(ヴァイオリン)、セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)
レナード・スタイン(ピアノ)
ロバート・クラフト(指揮)
録音:1956年3月8日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ヒルデガルト・ヨーネの詩による3つの歌 Op.25
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1956年3月8日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 眼の光 Op.26
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1956年2月9日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ピアノのための変奏曲 Op.27
レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1954年9月10日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc4
● 弦楽四重奏曲 Op.28
ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ロバート・スーシェル(ヴァイオリン)
セシル・フィゲルスキー(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
録音:1954年9月10日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● カンタータ第1番 Op.29
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団&合唱団
録音:1956年2月9日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● 管弦楽のための変奏曲 Op.30
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1956年3月8日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● カンタータ第2番 Op.31
マルニ・ニクソン(ソプラノ)、チャールズ・シャーバック(バス)
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団&合唱団
録音:1955年7月28日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● J.Sバッハ/ヴェーベルン編:音楽の捧げもの BWV.1079~6声のリチェルカーレ
ロバート・クラフト指揮、ロバート・クラフト管弦楽団
録音:1955年7月28日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

● ピアノ五重奏曲
ドロシー・ウェイド(ヴァイオリン)、ウォード・フェンリー(ヴァイオリン)
ミツロン・トーマス(ヴィオラ)、エメット・サージェント(チェロ)
レナード・スタイン(ピアノ)
録音:1955年7月28日、ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


監修:ロバート・クラフト

録音方式:モノラル(セッション)

2021年10月28日木曜日

音楽 : Phew / NEW DECADE



Phew  / NEW DECADE

MUTE / TRAFFIC / CDSTUMM496 / 5400863056063)


アート・パンク・バンドとして注目を集めたアーント・サリー、コニー・プランクのスタジオで、CANのホルガー・シューカイとヤキ・リーベツァイトと共に制作されたソロ・デビュー・アルバム等、どれほど長い時間が経とうとも、Phewは、我々を甘やかすつもりはない。

「感傷的なものは排除したかった」と語る、約30年ぶりに《MUTE》から発売されるアルバム『ニュー・ディケイド』は、世界の、自己陶酔する偽物たちへの彼女からの断固たる反撃なのだ。「今の状況を考えると、私はラッキーだったのかもしれません。昨年は特に、生きているだけでもある意味、幸運という状況でしたから。ミュージシャンやアーティストとして、自分の気持ちを率直に語ることができるのは、このような状況下においてはある種の特権であり、それを濫用してはいけないと感じました」

これは、近年のPhew にとっての行動指針となっており、その特徴的なヴォーカルと、熱を帯びたドローン・シンセサイザーや、脆性なドラムマシーンなどを融合させた多数のソロ作品を制作してきた。パンデミックが起こるかなり前から、彼女は自宅で孤立して制作の仕事をすることには慣れており、近隣の住民の迷惑にならないように、声を抑えてもいた。『ニュー・ディケイド』では、ますますその雰囲気が濃くなっており、それは過去18ヶ月にわたり、ツアー活動を休止していた影響でもあるという。この荒涼とした、憑りつかれたようなアルバムは、ひび割れた、ダブ色の強いエレクトロニクスを背景に、英語と日本語で唱えられる空虚な言葉や、言葉にならない悲鳴やうめき声で構成されている。

タイトルの『ニュー・ディケイド』これは、かつては希望やダイナミズム(活力)を意味する言葉だったが、2020年代の幕開けに発表された新聞や雑誌の記事の多くは、今後どれだけ状況が悪化するかを予想したものばかりだった。「30年前には、“ニュー”という言葉は、進歩や物事がよくなることの同義語でした」と、80年代のバブル期の日本が熱狂した拡大主義を思い出して、Phewがいう。「今はもう、そんな事は信じていません」そして、このアルバムを通して、時間の認識についての、緩いコンセプトが流れているのだという。「80年代、そして90年代までは、物事が過去から現在、未来へという流れで進行していましたが、特に21世紀が始まって以来、その流れが変わってしまったと感じます。個人的には、現在から連なる未来というものが、見えなくなってしまいました」このことは、現在の彼女の作品の、身の置き所の無い性質に反映されている。Phew は、多くのアナログ・シンセのリヴァイヴァリストたちのように意図的にレトロにしているわけでもなく、最新のトレンドに追いつこうと、時間を無駄にしたりもしない。 Phewの音楽は、独自の周波数に共鳴する、時を超越した音楽なのだ。
(レーベルインフォメーションより)

ソングリスト
1. Snow and Pollen
2. Days Nights
3. Into the Stream
4. Feedback Tuning
5. Flashforward
6. Doing Nothing

2021年10月8日金曜日

音楽 : 映画『The Velvet Underground : A Documentary Film By Todd Haynes』オリジナルサウンドトラック


 

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド 最新ドキュメンタリー映画『The Velvet Underground : A Documentary Film By Todd Haynes』オリジナルサウンドトラック

70年代グラムロックブームにおける若者たちの生きざまを描いた1998年の『Velvet Goldmine』や、ボブ・ディランの半生を描いた2007年の『I'm Not There』でも知られる 鬼才トッド・ヘインズ監督が手がけた初のドキュメンタリー映画『The Velvet Underground : A Documentary Film By Todd Haynes』。

ルー・リードとジョン・ケイルによってニューヨークで結成されたヴェルヴェット・アンダーグラウンドの活動初期の足跡と、多くのアーティストたちに与えたその影響を描いたもので、1967年のデビューアルバム『The Velvet Underground and Nico』をプロデュースしたアンディ・ウォーホルによって撮影されていた未公開映像や、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー、ダニー・フィールズ、ジョナサン・リッチマンらの最新インタヴューなどがフィーチャーされている。また本作品は、10月15日 (金) に ストリーミングサービスの AppleTV+、および海外の映画館で公開される (日本公開は未定)。


 The Velvet Underground — Official Trailer | Apple TV+


その公開にあわせる形でリリースされるオリジナルサウンドトラックは、トッド・ヘインズと音楽監督のランドール・ポスターによってキュレーションされた16曲がCD2枚に収録されている。

「Im Waiting for the Man」「Sweet Jane」「Sunday Morning」などヴェルヴェッツの代表曲のほか、「Heroin」のモノヴァージョン、1969年の有名アウトテイク「Foggy Notion」(3rdアルバム『The Velvet Underground』の45周年記念エディションで初出) 、「After Hours」「Sister Ray」のライヴテイク、ニコのソロ名曲「Chelsea Girls」、また、60年代中頃にジョン・ケイルが在籍していたドローン/ミニマル/アヴァンギャルドグループ、シアター・オブ・エターナル・ミュージックの「17 XII 63 NYC The Fire Is A Mirror」、ルー・リードとジョン・ケイルによるガレージバンド、ザ・プリミティブズ 1964年のノベルティソング「The Ostrich」といった貴重音源も収録。

さらには、ヴェルヴェッツが影響を受けた ロックンロールの始祖 ボ・ディドリーの「Road Runner」、ドゥーワップグループのザ・ダイアブロズの「The Wind」といった彼らのルーツに迫った楽曲が収録されている点も興味深い。

2021年9月20日月曜日

美術 : 図録 ハイレッド・センター直接行動の奇跡 2013-14 (小杉武久関連)











 2013年渋谷区松濤美術館で開催の展覧会図録

ハイレッド・センター結成50周年を記念して、その「直接行動」を記録した文献資料や記録写真を中心に、主要な構成員でもある高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之のオブジェや絵画などの作品群を加えて、ハイレッド・センターの活動を多角的に紹介。

ハードカバー 239ページ28.5×21.5cm
目次
高松次郎 「ハイレッド・センター」と白紙還元
赤瀬川源平 東京ミキサー計画 序章
中西夏之 メモランダム
和泉達 時代の変温動物か!
刀根康尚 直接行動とは何であったか。
小杉武久 反芸術の時代
飯村隆彦 ハイレッド・センターと私の映画作り 
久保田成子 Hi-Red Centerの思い出

凡例
項目(図版)
山田諭 ハイレッド・センターの正体
光田由里 ハイレッド・センターとオブジェ/場所/手続/写真 そして穴
関係者略歴
関連年表
参考文献