Love Dance ~ Solo Live at Galerie de Cafe 伝 Tokyo 1987-1997
「日本のサックスは高木元輝と阿部薫のふたりだけでいい」 副島輝人(ジャズ評論家)
たまらない質感(ts、ss)で紡がれる不変のメロディーは夢か現か幻か...
東京のミニ・ギャラリー「伝」での5回の伝説的ソロ・コンサートを完全収録、初CD化!
貴重な未公開写真やインタビューを収めた36ページの豪華解説書付き。
■ジャズ評論の先達のひとり副島輝人が発言したという「日本のサックスは高木元輝と阿部薫の二人だけでいい」(近藤秀秋「サックスからみた日本のフリージャズ」/アルテス電子版)で挙げられた高木元輝の伝説のコンサート・シリーズが 30 数年を経ていよいよ公開される。
■第1弾は、5 回にわたるソロ・コンサートを完全収録した 5CD セット。高木元輝がメロディに回帰した頃の演奏で、出自にちなむ民謡<アリラン>を始め、<ラ・ヴィ・アン・ローズ=バラ色の人生>、<小雨降る径>などのシャンソン/タンゴ、クラシックの<家路>、ポップスの<悲しき願い><可愛い花(小さな花)>、ジャズの<エピストロフィー>(セロニアス・モンク)<グッバイ・ポーク・パイ・ハット>(チャーリー・ミンガス)などあらゆるジャンルに素材を求め、オリジナルを交えながらテナーとソプラノ・サックスで内省的な演奏を聴かせている。
■
東京・経堂のミニ・ギャラリー「伝」で20名弱のリスナーを対象にインティメートな雰囲気で演奏された心温まるソロが堪能できる。
■本作に続いて、吉沢元治(b)、小杉武久 (vln)とのデュオ作品の発売も今後予定されている。なお、36Pのブックレットには、1969年の貴重なインタヴューとともに、主催者でカメラマンでもある桑原敏郎の多数の未発表写真が収録されている。
メンバー:高木元輝ソロ (tenor and soprono saxophone)
杉本拓 (g, CD5,Tr4)のみ
CD1:1987年5月27日
CD2:1987年9月02日
CD3:1989年5月10日
CD4:1989年9月06日
CD5:1997年4月06日
Recorded at Galerie de Café 伝, Tokyo
高木元輝 たかぎ・もとてる (ts, ss, bs)プロフィール
1938 年 9月14日(1941年自称もあるが)京都府左京区に李家135 代目として生を受ける。日本、ヨーロッパを中心にフリージャズのサックス奏者として活躍。晩年は、メロディに回帰し、シャンソン(バラ色の人生、小雨降る径など)、ポップス(悲しき嘆い)、歌曲(家路)、民謡(アリラン)などに素材を求めた。フリージャズ・フリーミュージック界のカリスマのひとり。2002年12月10日、横浜で没、享年64。
ソングリスト
Disc 1
- 1.ストーン・ブルース 23.42
- 2.アリラン〜悲しき願い 12.53
- 3.Love Dance 1987.5.27 P2M1 10.18
- 4.小さな花 8.17
- 5.家路 7.20
- 6.バラ色の人生(ラ・ヴィ・アン・ローズ) 5.38
- 7.小雨降る径 5.24
Disc 2
- 1.Love Dance 1987.9.02 P1M1 30.10
- 2.エピストロフィー 5.42
- 3.Love Dance 1987.9.02 P2M1 25.18
- 4.家路 8.44
Disc 3
- 1.ストーン・ブルース 19.56
- 2.Love Dance 1989.5.10 P1M2 11.49
- 3.Love Dance 1989.5.10 P1M3 11.15
- 4.アリラン 15.55
- 5.Love Dance 1989.5.10 P2M2 5.25
- 6.家路 9.36
Disc 4
- 1.Love Dance 1989.9.06 P1M1 44.26
- 2.Love Dance 1989.9.06 P2M1 14.17
Disc 5
- 1.MC(桑原敏郎) 1.17
- 2.Goodbye Pork Pie Hat 16.46
- 3.ストーン・ブルース 7.04
- 4.Love Dance 1997.4.08 M3. 16.21
- 5.Love Dance 1997.4.08 M4 8.35
- 6.不屈の民 5.56
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