2026年8月28日金曜日

音楽 : STONE MUSIC-INTO THE COSMIC FOREST

 


INTO THE COSMIC FOREST

STONE MUSIC

タージ・マハル旅行団の長谷川時夫によるグループSTONE MUSICのニューアルバム

 
AGUIRRE RECORDS
 
 
ZORN120LP
 


ストーン・ミュージックがオープンーエア・インプロヴィゼーション(野外即興演奏)へのディープなこだわりを描いた『INTO THE COSMIC FOREST』で帰還。


ストーン・ミュージックは、伝説的なタージ・マハル旅行団(TAJ-MAHAL TRAVELLERS)の中核メンバーである長谷川時夫によって2022年に結成され、日本のアンビエントや実験音楽シーンから幅広いミュージシャンたちを集結させたグループ。このグループは、タージ・マハル旅行団を特徴付けていたフリーフォームでその場に応じたアプローチを継承している――固定された構造ではなく、環境、時間、そして集団的意識によって形作られる音楽だ。『INTO THE COSMIC FOREST』は、それぞれ20分を超える2つの長編楽曲で構成されており、いずれも屋外でのライヴ録音である。


A面は、アンビエント・環境音楽・サウンドアートの祭典〈CAMP Off-Tone〉でのパフォーマンス音源を収録。楽曲はゆっくりと有機的に展開し、声、ストリングス、エレクトロニクス、管楽器、そしてパーカッシブなテクスチャーが層を成し、徐々に移ろいゆく音響の風景を形作ってゆく。


B面は、新潟の山間にあるミティラー美術館の敷地内で録音された。ここは長谷川自身が運営するアートスペースである。より親密な雰囲気でありながら、同様に没入感のあるこの楽曲は、声と繊細な相互作用を中心に据え、空間と沈黙を楽曲の一部として取り込んでいる。


聴こえてくるのは、ありのままの生の音だ。空気が動き、音が共鳴し、ミュージシャンたちが互いに、そして周囲の環境にリアルタイムで反応している。2023年から24年にかけてインドでのツアーを行い、国立博物館や大学で公演を行った「ストーン・ミュージック」は、音楽を「見せ物」ではなく「共有する空間」として探求し続けている。


『INTO THE COSMIC FOREST』は、編集されず、焦ることなく、そして生き生きとしたその空間へと、聴き手を誘うのだ。

ソングリスト

  • 1.October 14, 2023
  • 2.January 22, 2023
  • TOKIO HASEGAWA / 長谷川時夫

    1948年に浅草向柳原町で生まれる。アルバート・アイラーやジョン・コルトレーンの影響でテナー・サキソフォンを手にしたあと、1969年に即興演奏グループ「タージ・マハル旅行団」を結成。独自の発声法による読経や、石を使ったパフォーマンスなどを確立した。1971年から翌年にかけてタージ・マハル旅行団としてのヨーロッパ・ツアーを行い、帰国してからは新潟県十日町市大池に居住して、音楽や絵の創作を続けつつ、都会の子供たちのために森のなかのフリー・スクールを開校する。 1982年にはインドのフォークアートを扱うミティラー美術館を大池に創設しており(1998年に国際交流基金から地域交流振興賞を受賞)、インドから多数のアーティストを招聘しつつ、雪深い新潟の大地に根ざした独自の自然観、宇宙観を深化させてきた。1988年には日印インド祭の日本委員会事務局長補佐に就任して、1989年からは「ポストインド祭を考える会」の代表を務める。1993年からは日本商工会議所/日印経済委員会の主催による「ナマステ・インディア」に協力しており、2004年から引き継いだこちらのフェスティバルはインド国外における最大のインド・フェスティバルへと成長した。2001年からは「日印交流を盛り上げる会」の代表として日本全国での活動を推進しており、2012年の日印国交樹立60年事業ではインド大使館のアドバイザーとして活躍した。 2021年にはレコード「Stone Music」をリリースしており、2022年に新たな即興演奏プロジェクト「Stone Music」を始動して、さまざまなアーティストとのコラボレーションを継続している。おもな著書に「宇宙の森へようこそ」(地湧社)などがある。

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