925年(大正14年)ケイム・プレス社刊(ロンドン)
西脇順三郎が1922年(大正11年)28歳で慶応義塾留学生として、英語英文学、文芸批評、言語学研究のため、渡英しているとき英文詩集『Spectrum』を自費出版。
ロンドンではT.S.エリオットなどと一緒に同じ雑誌に英詩を発表する。ジョン・コリアーなどと交友を重ね、イギリスの文学青年や作家、画家、ジャーナリストなどとしきりに交流を重ねる。英国人の画家マージョリ・ビドルと結婚し、帰国した。この渡英中の西脇順三郎はモダニズム全盛期のイギリス文壇の空気を吸収し、現代詩、現代文学、前衛絵画、彫刻などその後の西脇順三郎の詩人誕生に決定的な影響を与えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿