● 内田百間『百鬼園俳句帖』三笠書房刊、1934(昭和9)年、初版、和装、帙付き、約20×14cm。
● 百間先生の俳句を初めてまとめた単行本(120句)。これ以後、拾遺として、『無弦琴』『有頂天』『随筆 新雨』『丘の橋』『鬼園横談』の巻末に、
すこしずつ合計100句が掲載される。
● なおも『南山壽』には百鬼園俳句拾遺として、107句が収録されるが、これは百間先生の自選句集であった。さらに昭和18年の『百鬼園俳句』には
新作も含んだ句が収録されることになる。
● これらの重複を整理して、最終的に百間先生の俳句世界の全貌を明らかにしたのは、村山故郷『定本・内田百﨤俳句』(1974年)であった。
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