こんな物件がオークションに出品された。
極稀、吉岡実、処女詩集『昏睡季節』、初版限定100部、昭和15年。稀覯本としてあまりに有名ですが、とりわけ本書は「手紙にかえて」が添付されたおり、この完本が現存僅かであることは間違いありません。
。「手紙にかへて」です。これによれば、昭和15年5月27日に母親から召集令状を渡された吉岡は、6月5日、友人に『昏睡季節』のノートを託して出征しましたが、すぐに7月23日に除隊となり、その後この詩集を自費出版で刊行しました。文字通り遺書代わりに書かれた『昏睡季節』は、古くから昭和の稀覯詩集として知られ、古書の世界に登場した本も知る限りこれで4冊目でございます。
(Yahoo オークションより引用。)
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