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"April the cruellest month"は、米国のフリージャズレーベルESP向けに大橋邦夫の企画でスタジオ録音されたアルバムで、LPは市販されなかった。
ジャケットのテストプリントは日本に存在し、本国ではテストプレスも終わっていたと言われているがLPプレス盤は確認出来ていない。メンバーは70年代のニューディレクシ ョンの中では最も長く活動した編成。山崎は、1960年代の銀巴里時代から、森は、幻野祭の数ヶ月前より、ベースの井野は1972年よりはじまった東京タワーホールでの自主コンサート8回目からディレクションに参加している。
イスクラレコードの小原代表によると「1975年3月にイスクラでECLIPSEを録音した直後に本作の話があり、"April the cruellest month"の発売によりCLIPSEの販売枚数が見込めないと思って、プレス数を大幅に減らす(100枚)事になってしまった」
同年9月に安田生命ホールで発売記念コンサートが行われたが、当日までにLPは間に合わず、その後もLPは届いていない。
1975年3月 ECLIPSE録音
1975年4月 April the cruellest month録音
1975年9月 安田生命ホールコンサート(アルバム「AXIS」に収録)
今回のCD化は、LPのテストプリントを元にしており高柳の復刻作「ECLIPSE」「AXIS」「FLOWER GIRL」を手がけてきた高柳ファンでもあるデザイナーの佐々木暁氏によって発売予定だったLPデザインを忠実に再現した紙ジャケット仕様となった。ジャケット裏面はLPと同じ英文解説付き。日本語解説は1991年再発売時の解説文を転載。
本作品は、1991年にAPRIL DISC(AP-1)としてコジマ録音で発売されたCDをリマスタリング。裏ジャケットはLPに合わせ、ボーナストラックを含まない3曲のみ表記されているが、実際には1991年発売のCDと同様にボーナストラックを含め4曲収録。
高柳昌行(g) 森剣治(reeds) 井野信義(b、cello) 山崎弘(dr、per)
1.We have existed
2.What have we given?
3.My freind,blood shaking my heart
4.We have existed(Alternate Take)
1975年4月27日録音
解説 副島輝人
大橋邦夫
JINYA B-12
April is the cruellest month
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